謹賀新年 2015


2015年1月1日

明けましておめでとうございます。

2015年もよろしくお願いします。

今年 2015年がメモリアルイヤーとなるクラシックの音楽家を調べてみますと、シベリウスが生誕150年、スクリャービンが没後100年です。

シベリウスについては、コン・ヴィヴァーチェでも以前「ピアノのしらべ」で1つ作品を紹介させていただきました。

ピアノのしらべ:シベリウス作曲 5つのピアノ小品集より第4番「白樺」

シベリウスは、北欧フィンランドの作曲家で、日本では、ご存知ない方のほうが圧倒的に多いと思いますが、フィンランドでは紙幣に肖像が描かれていたほどの英雄です。

そして、スクリャービンは、チャイコフスキーやラフマニノフと同じくロシアを代表する作曲家です。ピアニストとしても活躍しました。モスクワには、スクリャービンが晩年を過ごした家が記念博物館として公開されています。以前、その博物館を訪れましたので、今年は、その写真なども公開していきたいと思います。

日本人としては、山田耕筰が没後50年です。彼が作曲した「この道」や「赤とんぼ」などは、ほとんどの日本人が知っていると思いますし、全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の入場行進曲でも有名です。

しかし、山田耕筰は、数多くの軍歌を作曲したことでも知られています。

昨年は、映画「2001年宇宙の旅」で使われた「ツァラトゥストラはかく語りき」で有名なリヒャルト・シュトラウスの生誕150年でしたが、リヒャルト・シュトラウスも戦時中 ナチスへ協力したことで、戦後 裁判の被告となり波乱万丈の人生を送りました。

山田耕筰も、戦後は戦犯論争に巻き込まれることになります。

国家権力と音楽の結びつきは強く、その中で苦しんだ音楽家が多い中、何の疑いもなく「音楽に国境はない」と言える現在の平和な世の中に、改めて感謝したいと思います。

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