前回に引き続き、「ヴォルフガングの玉手箱」のリレー連弾についてです。

前回は、連弾での練習風景について書きましたが、今回は、リレー連弾ならではの練習についてです。

リレー連弾では、自分が低いパートを弾き始める時の、入るタイミングの練習をします。一番始めのペアから音楽はずっと続いていますから、自分が演奏する前の音楽を覚えて、音楽を止めることなくサッと入って弾き始めなければなりません。

これは、レッスンでも練習をしていたのですが、いざリハーサルをしてみますと、最初はうまくいきませんでした。

何せ、みんな一同に集まるのは年一回の発表会だけで、みなさん顔もあまり覚えていない状況ですので無理もありません。

音楽の流れに乗れずに入りそびれてしまったり、相手とぶつからないようにと気にするあまり、1オクターブ低く弾いてしまったり、相手に遠慮して自分のパートが弾けなくなってしまった生徒さんなど、アクシデントが続出しました。

発表会当日は、上手に出来た生徒さんやペアがいた反面、「ちょっと惜しいな」という生徒さんも何人かいました。

発表会でソロで弾く場合には、時として、普段の練習よりずっと良かったり、逆に普段は問題ないのに失敗してしまうケースが起こりがちですが、このリレー連弾については、良くも悪くもレッスン時の出来具合そのものという結果となりました。

いずれにしても、この体験を通して、一人で弾くのとはまた別のピアノの楽しみ方を感じていただければと思っています

「ピアノ教室の出来事」について

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