謹賀新年 2020


2020年1月6日

明けまして、おめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。

今年 2020年も、いろいろな音楽家がメモリアルイヤーを迎えます。

一番代表的な音楽家が、ベートーヴェンです。

1770年にドイツのボンで生まれたベートーヴェンは、 今年生誕250年を迎えます。

普段ピアノを弾いたり、音楽を聴いたりすることの少ない方でも、老若男女すべての方が知っている音楽家といっても過言ではないと思います。

もじゃもじゃ頭に、怖そうな顔をした肖像画もすっかりお馴染みですし、交響曲「運命」の出だし、ソソソミー というフレーズが、とにかくインパクトがあって、一度聴いたら忘れられないものですね。

難聴という、音楽家にとって致命的な障害を抱えて、自殺まで考え、遺書を残すところから立ち上がって復活し、数々の名曲を誕生させた不屈の精神も、人の心を打つのではないかと思います。

一癖も二癖もある性格なので、周囲の人々はちょっと大変だったかもしれませんが、葬儀は国葬で執り行われ、2万人もの人々が参列したことからも、やはり偉大な人物だったことがうかがえます。

ベートーヴェンの家:ヨーロッパ音楽紀行・ウィーン
ベートーヴェン・ピアノ曲 無料楽譜/有料楽譜一覧
ピアノのしらべ:ベートーヴェン作曲ソナタ第14番「月光」
ピアノのしらべ:ベートーヴェン作曲「エリーゼのために」

フランスの作曲家ガブリエル・フォーレは、今年生誕175年を迎えます。

ドビュッシーやラヴェル、サン=サーンスなどと並んで、フランスを代表する作曲家です。フォーレが作曲した「レクイエム」は、モーツァルト、ヴェルディと並んで「3大レクイエム」と呼ばれています。

教会のオルガニストやピアニスト、作曲家として活躍し、パリ音楽院の教授を経て院長として、ラヴェルなど後に活躍をする音楽家を育てました。

あまり知られていませんが、晩年はベートーヴェンと同じく難聴と戦いながら作曲を続けました。

フォーレのお墓:ヨーロッパ音楽紀行・パリ
ピアノのしらべ:フォーレ作曲「シシリエンヌ」

ヨーゼフ・シュトラウスは、今年没後150年になります。

オーストリアの作曲家で、音楽一族の出身です。父 ヨハン・シュトラウス1世は、「ラデツキー行進曲」などの作曲家として知られていますし、兄は、ワルツ王とも呼ばれたヨハン・シュトラウス2世、弟や甥っ子も作曲家です。

幼い頃から音楽の教育を受けていましたが、音楽家になろうとは思っていなかったようで、ウィーンの総合技術専門学校(現在のウィーン工科大学)で機械工学などを学びました。

父が亡くなり、兄も病に倒れ、代役として指揮活動をしたところから、音楽家として生きていく事を決めたようです。兄との合作「ピチカートポルカ」などが有名です。

ドイツの作曲家、パウル・ヒンデミットは、今年生誕125年を迎えます。

ヴァイオリン奏者やヴィオラ奏者として活動をしながら、作曲活動も行い、ベルリン大学で作曲科の教授として指導も行いました。

音楽に、電子楽器を取り入れたことも画期的な事でした。オーケストラで使用している、ほぼすべての楽器のために、それぞれの独奏曲を作曲したことも大きな功績です。

毎年ゴールデンウィーク中に開催されている「ラ・フォル・ジュルネ」では、今年はベートーヴェンがテーマになっていますし、いろいろな場面で、記念年の音楽家の作品に触れる機会が出てくるかと思います。これまで知らなかった作品と出会えるかもしれませんね。

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2020

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