今回は、70代 男性の方のお話です。

定年を期に、憧れていたピアノを始められたそうです。
昔から音楽が好きで、学校に通っていた時に校内の行事で劇をやり、そのときにBGMで流れていた曲が、とても印象に残り、その曲を弾けるようになりたいという思いから、ピアノを始めたそうです。

お子様が小さかった時に使っていたピアノが、家にあるので、それを使って練習をされています。

今まで、ピアノを弾いた事が全くなかったので、「真ん中のド」の説明から始め、もう丸10年間、ピアノ教室に通われています。毎年秋に行われている発表会にも、積極的に参加しています。

ご家族の方のお話では、とてもピアノが好きなようで、ちょっとでも時間があると、すぐに練習を始めるそうです。出かける直前になっても「もう一回だけ」と言って、弾き始めることもあったそうです。レッスン自体にも熱心で、今まで殆ど休むことなく通われています。

レッスンでは、まず始めに基礎的な技術を身につける教本を2冊終わらせました。

その後は、ご本人のやりたい曲を少しずつチャレンジして弾いています。これまでに、グノーの「アヴェ・マリア」「トロイメライ」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ラデツキー行進曲」などを弾いていました。

現在は、秋に行われる発表会に向けて、「愛の讃歌」を練習されているところです。

「ピアノ教室の出来事」について

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今回の「ピアノ教室の出来事」は、大人の方の練習風景をお届けします。

現在レッスンを担当させていただいている生徒さんのうち、大人の生徒さんは、3分の1ほどになります。

女性の生徒さんばかりではと思われがちですが、男女比は、殆ど同じです。ピアノ教室全体では、女性の方が多いかと思いますが、男性の生徒さんもかなり多く通われています。

大人の生徒さんは、小さい頃にピアノを習っていて再び始められた方と、大人になって始められた方と、大きく2つのタイプに分けられますが、3分の2は後者の方です。

大人になってから新しい事を始められるなんて、その好奇心とチャレンジ精神に圧倒されます。

大人の生徒さんのお話を伺いますと、昔お子様にピアノを習わせていたり、ご本人が絵を描いたり、学生時代にバンドをやっていたり、絵画鑑賞・音楽鑑賞が趣味という方が多いように思います。

元々、芸術がお好きで、このような世界に今までずっと何らかの形で関わってこられたんですね。

そのようなバックグラウンドがあって、今、お教室に通われているので、技術のレベルに関わらず、それぞれの方がとても主体的にピアノをお弾きになっています。また、とても楽しんでいるように見えます。

純粋にピアノを楽しんで弾いている姿は、とても素敵で輝いて見えますね。

次回からは、これらの生徒さんの具体的な出来事を書いていきたいと思います。

「ピアノ教室の出来事」について

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前回に引き続き、「ヴォルフガングの玉手箱」のリレー連弾についてです。

前回は、連弾での練習風景について書きましたが、今回は、リレー連弾ならではの練習についてです。

リレー連弾では、自分が低いパートを弾き始める時の、入るタイミングの練習をします。一番始めのペアから音楽はずっと続いていますから、自分が演奏する前の音楽を覚えて、音楽を止めることなくサッと入って弾き始めなければなりません。

これは、レッスンでも練習をしていたのですが、いざリハーサルをしてみますと、最初はうまくいきませんでした。

何せ、みんな一同に集まるのは年一回の発表会だけで、みなさん顔もあまり覚えていない状況ですので無理もありません。

音楽の流れに乗れずに入りそびれてしまったり、相手とぶつからないようにと気にするあまり、1オクターブ低く弾いてしまったり、相手に遠慮して自分のパートが弾けなくなってしまった生徒さんなど、アクシデントが続出しました。

発表会当日は、上手に出来た生徒さんやペアがいた反面、「ちょっと惜しいな」という生徒さんも何人かいました。

発表会でソロで弾く場合には、時として、普段の練習よりずっと良かったり、逆に普段は問題ないのに失敗してしまうケースが起こりがちですが、このリレー連弾については、良くも悪くもレッスン時の出来具合そのものという結果となりました。

いずれにしても、この体験を通して、一人で弾くのとはまた別のピアノの楽しみ方を感じていただければと思っています

「ピアノ教室の出来事」について

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