(この記事は、第70号のメールマガジンに掲載されたものです)
今回のピアノ教室の出来事は、東北地方太平洋沖地震の時のピアノ教室の、その後です。

東日本で起きた大地震の影響は、日に日にその悲惨さが報道され、心が痛みます。また、その余波も想像以上に大きく、生活に支障をきたしている方々も多いかと思います。

ピアノ教室では、5日間ほど休講の後、レッスンが再開されました。とりあえず、生徒さん方のお顔を見ることが出来て、安心しているところです。

地震が起きた時のお話を聞きますと、色々な体験をして、色々な思いをされたことが分かりました。

ご家族がそろっていたご家庭もあれば、たまたま日常行かない様な所で地震に合われた方も、いらっしゃいました。会社に泊まった方、数時間も歩いて帰宅された方も何人もおられました。

ピアノのレッスンは再開されましたが、やはり地震やその後の計画停電の影響などもあり、なかなかピアノを弾く気分になれなかった生徒さんも多かったようです。

また、ピアノ教室が計画停電の対象地域に入っているため、レッスンにもかなりの影響が出ています。毎日、何時から計画停電になるのかチェックをして、レッスン時間と重なっている生徒さん全員に電話をし、レッスン時間を変更しています。

現在は、小・中・高・大学生が春休みに入っていますので、午後の早い時間等に変更してレッスンをすることが出来ていますが、お仕事をされている大人の生徒さんや、学生の方も新学期が始まりますと、そのような変更は難しいので、とても心配しています。

この計画停電は、まだまだ続くようで、夏にはもっと影響が出ることは必至です。

生徒さんの中には、計画停電の時に、懐中電灯で照らしながらピアノの練習をされている方もおられますが、ピアノ教室でのレッスンとなりますと、懐中電灯というわけにはいきません。

ピアノ教室は、一般家庭と違って防音設備の部屋になっていて、壁もドアも防音用の特殊なものを使用しています。そして、音が漏れる要因となる窓がない部屋も多く、完全に密閉された空間なのです。

そのため、通常は空気清浄機を回しながらレッスンを行っていますが、停電となりますと、真っ暗になることは勿論のこと、完全に空気が遮断されますので大変危険な環境になってしまうのです。

私も以前、練習している時に、エアコンや空気清浄機のごくわずかな音が気になり、全て電源を切って練習していたことがありますが、どんどん気温が上昇して、汗が吹き出してきて、手にも汗をかくため、鍵盤を弾く指が滑ってしまいます。また、暑さで集中も出来なくなり、長く練習は出来ませんでした。

これから夏に向かってピアノ教室がどうなってしまうのか、大変気になっています。

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