(この記事は、第160号のメールマガジンに掲載されたものです)

今回は、先日行われた大人の生徒さんの発表会のお話です。

毎年このくらいの時期に行っていますが、今回は初の試みとして、お子様の発表会で使用するような大きなホールで開催しました。

これまでは小さめのサロンのような会場で開催していて、アットホームで比較的気軽に参加できる雰囲気がよかったのですが、コンサート専用の会場ではないため、どうしても音響的には少し残念な面がありました。

そこで、音響効果の高いコンサートホールで、スタインウェイの大きなグランドピアノを弾く体験を大人の方にしていただくのもよいのではと思い、今回は会場を替えてみました。

お子様の発表会の場合、出演される生徒さん1人に付き、ご両親や兄弟、祖父母の方が応援にいらっしゃるので、それなりに多くのお客さんの前で弾く雰囲気になります。

しかし、大人の発表会の場合、ご家族が応援に来る事も少なく、普段のレッスンのように、お一人でいらっしゃることも珍しくありません。そのため、場合によっては、空席が気になる事もあるのです。

今回は、大きなホールなので、空席だらけという印象になってしまったらどうしようと、少し心配をしていましたが、実際には思ったよりも空席が気にならず安堵しました。

今回参加されない生徒さんにも、事前にプログラムをお渡ししていたので、その方々もいらしてくださったようです。

演奏が始まり、出番直前の生徒さんが、舞台袖に続々と集まってきました。

お子様の発表会では、話すことも無く、比較的シーンとしてピリピリとした空気が流れるのですが、今回は神妙なお顔をされつつも、「いや~、もう緊張しちゃって・・・」と、生徒さん同士でお話をされていました。

「楽譜はどうされますか? 見て弾きますか?」という問いかけに、「あら、どうしたらいいでしょう? どうしたらいいと思います?」というお返事をしつつ、「でもね、置いていても、あまり見ていないのよね~。あっ、でも分からなくなっちゃった時には、いるかしら?」と逆に質問される場面もありました。

「そうですね、もしもの時の保険みたいに、ちょっと置いておくだけで少し安心という事もあるかもしれないですね」とお答えをして、その生徒さんは、お守り代わりのように、一応楽譜を見て弾くことになりました。

また、「短い曲なのに、緊張しちゃって・・・」とお話されている生徒さんに、「弾いて物足りなかったら、2回くらい弾いてもいいですよ~」とお話をして、「この曲だったら、何回もこの部分を弾けるから、エンドレスになっちゃうかも!?」と、笑いが出る場面もありました。

発表会は、予定よりも少し時間がかかりましたが、無事に終了しました。

状況をあまりよく理解できないうちに、勢いで本番を終えることも少なくないお子様と異なり、大人の生徒さんは、十分に状況を把握されています。

任意の参加なので、緊張して失敗するかもしれないから参加しないという選択肢もあります。

それでも、ご自分の意思で参加を決断し、練習を積んで本番を向えたこと自体がすごいことだと思います。

生徒さんの中には、大人になってからピアノをはじめた方や、70代の方、今回が初めての発表会という方もいらっしゃいました。

色々な状況の中で、無事に本番を終えられて、ほっとされていました。

次回は、参加者が増えて、さらに盛り上がることを期待しています。

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