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ピアノのしらべ

サティ作曲「ジュ・トュ・ヴ」



(2011年11月第86号のメールマガジンの記事を元にしています)
今回は、サティ作曲「ジュ・トュ・ヴ」をご紹介します。

エリック・サティは、フランス・ノルマンディー地方生まれの、フランスを代表する作曲家です。

「月の光」や「亜麻色の髪の乙女」などを作曲したドビュッシー、「ボレロ」で有名なラヴェルなどにも大きな影響を与え、 クラシック音楽の歴史の中で「印象派」と呼ばれる時代に多大な影響を与えました。

パリ音楽院で学びますが、途中で退学し、酒場やカフェなどでピアニストとして活躍をしていました。 他の作曲家たちとは随分違う、面白い経歴の持ち主と言えます。

自分の作曲した作品を「家具の音楽」と呼んでいたのも、とても興味深いエピソードです。 意識的に聴かない「生活の中に溶け込む音楽」を目指していたようです。酒場での演奏は、BGMの様に、あまり目立ち過ぎないものが好まれていたので、その影響も大きかったのかもしれません。

彼の作曲した音楽は、あまりに斬新で独創的だったため、生前はなかなか評価されませんでした。 しかし、後の「印象派」の時代が生まれるきっかけともなったのです。彼の音楽が時代の先を行き過ぎていて、当時の人々には理解できなかったのでしょう。

その斬新さが一番よくわかるのは、曲の題名でしょうか。

「犬のためのぶよぶよした前奏曲」「冷たい小品」「5つのしかめっ面」などのように、まだ、なんとなく想像が出来そうなタイトルの他に、 「梨の形をした3つの小品」「あらゆる意味にでっち上げられた数章」「不愉快な概要」「薔薇の指への夜明け」など、曲のイメージが湧きにくい作品もたくさんあります。

代表作には、今回ご紹介する「ジュ・トュ・ヴ」の他、パリ音楽院の学生時代に作曲した「ジムノペティ」などがあります。主に、声楽曲とピアノ曲をたくさん作曲しました。

今回ご紹介する「ジュ・トュ・ヴ」は「お前がほしい」という題名でも呼ばれています。 テレビコマーシャルにも使われていましたので、聴いたことのある方も多いのではないでしょうか。

1900年(34歳の時)に作曲され、「愛の讃歌」や「聞かせてよ愛の言葉を」「バラ色の人生」などと同じく、原曲はシャンソン(フランスの歌曲)です。

歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲で、当時「スローワルツの女王」と呼ばれていた歌手のために作られました。

とても情熱的な歌詞なのですが、後に男性用の歌詞も作られ、ピアノソロ用にも編曲されました。今日では、ピアノソロが有名になっています。

とても斬新で独創的なサティですが、とても聴きやすい音楽なので、まさに BGM にもピッタリだと思います。それでは、お聴きください。

サティ作曲「ジュ・トュ・ヴ」  
(Windowsで聴く場合は左側の
WMP、MacやiPadなどは右側のMP3のアイコンをクリック)

難易度は、「エリーゼのために」よりも易しいです。

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