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ピアノのしらべ:ブラームス作曲「ハンガリー舞曲集」第5番

ブラームス作曲「ハンガリー舞曲集」より第5番



(2010年12月第62号のメールマガジンの記事を元にしています)
今回の「ピアノのしらべ」では、ヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲集」より第5番をご紹介します。

ブラームスは、ドイツの作曲家で、バッハやベートーヴェンと共に「ドイツ3大B」と呼ばれています。

1833年に、ドイツのハンブルクで生まれ、コントラバス奏者だった父から音楽の手ほどきを受けます。 ハンブルクは、世界3大ピアノの1つである「スタインウェイ」の工場がある所でもあり、音楽が盛んです。

ブラームスが20歳くらいの頃、ハンガリーのヴァイオリニストと共にヨーロッパを演奏旅行したのですが、その時に、 北インドから移住してきてハンガリーに住むジプシー達の舞踏の音楽を知って感銘を受け、楽譜に書き起こしました。

そして1869年ブラームスが36歳の時に、全21曲のピアノ連弾曲「ハンガリー舞曲集」が完成します。 全21曲のうち、今回ご紹介する第5番は特に有名ですし、ブラームスの全作品を代表する名曲とも言えます。

元々は、ピアノ連弾の曲ですが、ブラームス自身や他の作曲家によりピアノソロやオーケストラ用にアレンジされています。

作品を発表した時には、かなり良い評判だったそうですが、一緒に演奏旅行をしたヴァイオリニストを始め、 他のハンガリーの作曲家達から訴訟を起こされてしまいます。それは、「ブラームス自身が作曲したものではないのに、 自分の作品として発表している」という著作権侵害の訴訟でした。

しかし、ブラームスは元々楽譜に「作曲」ではなく「編曲」と書いていたので、裁判で勝利することが出来ました。

この背景には、人気が出てきたブラームスへの嫉妬が一端にあったようです。成功や人気への嫉妬は、いつの時代にもあるようですね。

今回は、ピアノソロ用を弾きやすくアレンジして演奏しています。
それでは、お聴きください。

ブラームス作曲「ハンガリー舞曲集」より第5番  
(Windowsで聴く場合は左側の
WMP、MacやiPadなどは右側のMP3のアイコンをクリック)

難易度は、「エリーゼのために」と同じくらいです。

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