ヨーロッパ音楽紀行

ヨーロッパ音楽紀行・ウィーン６

今度は、国立オペラ座から、リンクを時計と逆回りに見ていきます。

リンクより１つ外側にある道に面して、楽友協会があります。ここは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地で、音響のすばらしさで知られる大ホール(黄金ホール)では、毎年、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートが行われ、世界各地に中継されます。

ウィーン・楽友協会

道に面した東側は、建物の補修工事が行われており、西側の広場はイベントのためなのかテントを張っている最中でしたので、建物のあまりいい写真が撮れませんでした。

楽友協会・補修工事

楽友協会の建物の中には、ベーゼンドルファーも入っています。

楽友協会のベーゼンドルファー

楽友協会の道を隔てた向かいには、カールス教会があります。1716年から1739年にペストの鎮静を祈願して建てられたものです。

リンクを進んで行くと、コンツェルトハウスが見えてきます。こちらも楽友協会と並ぶ有名なコンサートホールで、ウィーン交響楽団の本拠地となっています。

ウィーン・コンツェルトハウス

この通りを更に進んでいくと、左手にベートーヴェンの像があります。

そして、その先は、市立公園になっています。この市立公園の中にも、音楽家の像がいくつかあります。その中で最も有名なのは、この金ぴかのヨハン・シュトラウス２世の像です。

ヨハン・シュトラウス像

他にも、ウィーン音楽大学の教授も務めたアントン・ブルックナーや、「野ばら」「アヴェ・マリア」「魔王」など多くの歌曲を作曲したことでも有名なフランツ・シューベルトの像もあります。

アントン・ブルックナー像

市立公園を越えて更に進むと、旧陸軍省の建物があります(現在は合同庁舎)。建物には、ハプスブルク家の象徴である双頭の鷲が飾られていました。

この建物の前には、騎馬像が置かれていますが、オーストリア軍に従軍し、数々の戦いに勝利したラデツキー将軍の像です。ヨハン・シュトラウス１世作曲の「ラデツキー行進曲」でも有名です。

(BGMを用意しました)
ヨハン・シュトラウス１世作曲
「ラデツキー行進曲」

(この曲の音楽CD)

ラデツキー将軍の像

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