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「子供のためのピアノ教育」(はじめに)

豊かな人生を送るために

大人になって音楽教室に来られた方の多くが、以下のような同じセリフを口にします。

「もう少し早く始めておけばよかった。」
「小さい頃に、ピアノを習っておけばよかった。」
「小さい時に、もう少し続けて習っておけばよかった。」

ピアノを始めるのに年齢の制限はありませんし、どの年齢から始めてもピアノを楽しむことができるのは事実です。 現在では、そのような教材も増えています。しかし、子供の頃からピアノを習っていた人の方が、進み方も速く、かなりのレベルまで行くことも事実です。

また、音楽教室に入られる方の年齢には、実はかなりの偏りがあるのです。 お子様の場合、小学校入学の前後にほとんど集中しています。その次は、高校生ですが、その多くは試験にピアノの実技がある幼稚園の先生や保育士を目指す方で、その対策のために通われています。 その次は、お子様が少し大きくなって手を離れた主婦の方や定年退職された方などです。

このように見てみますと、小学校入学前後という限られた時期を逃すと、次は、幼稚園の先生や保育士さんを目指す方以外は、子育てが一段落するか生活にゆとりが生まれる年代までピアノとは縁遠い生活になり、 ピアノを始めたときには「もう少し早く始めておけばよかった」と思うのでしょう。

そもそも小学校高学年や中学校でも、合唱の伴奏などで周りにピアノを弾く友達がいますので、「ピアノが弾けるといいな」と思うことがあるはずです。 しかし、その頃にはピアノが弾ける人は、かなり弾けるようになっていますので、「自分にはない特殊能力」として今からピアノを始めることを諦めてしまうのではないでしょうか。

10年以上ピアノの講師をしておりますと、小学校入学前に入ったお子様が現在では高校生ですし、小学校高学年で他の先生から引き継いだ生徒さんは大学生です。 これまでに250人以上のお子様を見させていただきましたが、ピアノを習っている子供で、ぐれていたり、すごい格好をしている子に会ったことは一度もありません。 これは、今のご時世を考えると偶然とは思えないのです。もちろん、ピアノを習っているからという単純な理由ではないと思いますが、ピアノを長く習わせる家庭に共通した特徴なのではないかと思えます。

脳科学者の茂木健一郎さんの著書で『すべては音楽から生まれる』 (PHP研究所)に、いくつか興味深い文があります。

・「音楽の体験を積み重ねる事こそが、生きる事の充実につながる。」
・「絶対的な座標軸(例えば喜びや美の基準といった、ものさし)の存在が、その人にとって、生きることの決め手になる。それが自分の中にあれば、日々の難事や苦しみは、随分と和らぐ。音楽はそんな座標軸になり得る。」
・「音楽を聴くという行為は、自然の営みである。人が音楽を聴いた時の脳の状態は、食べたり飲んだりした時と非常に近い。音楽から得られる喜びは、生物としての、基本的、本能的な喜びの回路と共通している。」
・「自分の好きな音楽を聴いているときの精神は、とてもいい状態にある。」

音楽は、受験勉強には直接関係がないかもしれません。しかし、逆に、その人の人生に受験勉強よりもはるかに大きな影響を与える可能性があります。 楽器が演奏できることにより一緒に遊ぶ友達も変わり、社会に出てからも仕事とは別のコミュニティーに参加される方もいます。そして、結婚相手や、その後の生活スタイルにも影響するかもしれません。 そして、これだけストレスの多い社会の中で、豊かな生活を送るために音楽はとても重要なファクター(要素)ではないかと思えるのです。

お子様を音楽教室に通わせることを検討されている親御さんが、本書を読んでいただけることを願っています。

「はじめに」の部分のみ、公開しております。本文は、「子供のためのピアノ教育」を、ご購入ください。

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