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3歳9ヶ月からピアノを習い始めて半年。楽譜がドしか読めません

  • はじめまして。
    3歳9ヶ月からピアノを習い始めて半年が経つ娘がいます。
    個人のヤマハの先生についていて、現在<なかよしピアノ1>をあと3曲で終わるところです。
    ワークブックもやりながら、曲はすぐに覚えるのですが、楽譜がドしか読めません。カードでクイズをしてもド以外はメチャクチャなんです。
    私がイライラしてしまい困っています。
    こんな子でも楽譜が読める日が来るのでしょうか?
    半年も習っているのに・・・と思うとため息が出ます。

    日常生活は異様なくらい記憶力がいい子です。ピアノも本人に意思で始め、レッスンが大好きです(でも練習はあまり好きではないようです) ドしかわからない・・・この先、不安です。

少ないですが、そのようなお子様はいらっしゃいます。正直申しまして、私も明確な回答と、最も効果的な練習方法がわかっているわけではありません。

譜読みに時間がかかるお子様や、ミとソ、ファとラなどを時々間違えるお子様は見かけますが、ド以外ほとんどわからない場合や、頻繁に音を間違える場合、 五線譜のどこに書かれているかによって音が変わるという認識や、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドという音の順番や数え方がよく理解できていないように感じられます。

例えば、直ぐに何の音かわからなくても、ドから順番に数えることができれば、時間はかかりますが音を正しく読むことはできるわけです。
しかし、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と言うことはできて、音がわからないときには、ドから順番に数えて何の音かを把握する練習を続けても、 またすぐ音がわからなくなってしまうお子様がいらっしゃいます。

最初に使用した教材の影響を考えたこともありました。
例えば、同じ音でも、全音符、4分音符、8分音符と音符によって形が異なりますので、五線譜上の場所ではなく、形で音を覚えようとしている可能性です。 現に、ドだけわかるのは、(基準となる真ん中の)ドの音は、音符の真ん中に棒が一本入るので、その形で覚えていると思われます。 それ以外にも、教材に一緒に書かれている動物の絵などに強い興味をもってしまい、音符そのものに、あまり意識が向かなかったという可能性も考えられます。

ただ、その後、音を読む練習を続けても、なかなか読めるようにならないという点では、教材の影響と言うのも難しくなります。

「まだ小さなお子様ですので、あまり気にしない方がいい」という意見も、もちろんありますが、ただ、同年代の他のお子様と比べてみますと教材の進度がどうしても遅くなりますので、 個人的には、あまり楽観視せずに対応した方がよいと思っています。

進め方ですが、大きい五線のノートを用意して、まずはドとレの区別を覚える練習をしてみましょう。

ドを1つ見本として書いてあげて、お子様に、見本と同じように書いてもらいます。 次にレを、やはり見本として1つ書いてあげて、お子様に、それを真似して書いてもらいます。

その後、見本なしで音を書く練習をしていきます。 小さなお子様は、忘れやすいので、短時間でも毎日行うとよいでしょう。そして、少しづつ音を増やしていきましょう。

ド・レ・ミ・ファ.... という音は、五線のどの場所に書くのかで決まる(正確には、ト音記号、ヘ音記号と五線の場所で決まる)ということに注目させることがポイントです。

お子様を教える事は、親御さんにとってはとても忍耐力が必要ですが、ご自身の心を落ち着かせて、冷静に、でも愛情を持って教えてみてください。

頑張ってくださいね。

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