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小2の子に、発表会でブルグミュラーのタランテラは弾ける?

  • 小2の女の子についてなのですが、発表会の曲をブルグミュラーのタランテラにしようと思い一度弾かせてみたものの、 譜読みはまぁ出来てると思うんですが、その先の指定されたテンポで弾けそうにないんです。
    遅いテンポなら最初のユニゾンの四小節はなんとか弾けてるんです。(まだあまり滑らかではありませんが・・・)
    発表会は10月なんですが、このまま弾かせていいと思いますか?
    それとも他の曲をさせたほうがいいと思いますか?

ブルグミュラー25の練習曲 20 の「タランテラ」は、テンポが付点四分音符=160 と指定されています。随分と速いテンポですね。

ピアノのレッスンをする立場からしますと、「何を持って弾けている(仕上がっている)とするのか?」、その完成の線引きは大変難しいところです。 これは教えている個々の先生によっても、また習っている個々の生徒さんによっても状況は変わってくるかと思います。

私のこれまでの経験からしますと、「どこまで出来たら、良しとするのか」を、ピアノを教える立場として考えるということかと思っています。

ピアノだけでなく、人に何かを教える職業全般に当てはまるものではないかと思いますが、教える方の視点だけで見てしまいますと、問題点は数多く見つかるものです。 しかし、生徒さんの視点でも見てみて、どこを妥協点とするのか見極めることも、ピアノ講師の重要な仕事だと思います。

私個人の考えとしてお答えしますと、指定されているテンポで小学校2年生の生徒さんが弾くことは、かなり難しいかと思います。 テンポを重視する場合は、他の曲に変えるのも一つの選択肢だと思います。

しかし、個人的にはテンポよりも生徒さんがその曲が好きで思い入れがあったり、その曲を弾きたいという意欲があったり、 難しい曲を弾きたいという挑戦の気持ちがあるのであれば、それを大切にしたいと思っています。 このまま練習を継続して、発表会に間に合わせることもできるかもしれません。

生徒さんにとって、本当に難しすぎる曲の場合、曲を決める段階でおそらく却下なさっていると思います。 発表会まで3カ月ほど期間がありますし、小中学生くらいですと、最後の1カ月の目覚ましい追い込みで、ぐんぐんと上達することも多々あります。

本番3か月前は、小学生にとってはまだまだ先の事に感じるようで、あまり本気で練習を進めていない生徒さんもいます。 そういう生徒さんの場合には、いま一度発表会を意識させて、しっかりとペースを作っていくことが大切かと思います。

生徒さんの力と精神力を信じて、発表会で成果を存分に発揮出来るといいですね。
頑張ってください。



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