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ピアノをなめらかに、静かに弾くにはどういう風に弾いたらいい?

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ピアノの曲を聴いて、その魅力の一つに挙げられるのが、他の楽器にはない独特の滑らかな音色です。
しかし、ピアノを弾く方にとって、滑らかに弾くことの難しさは、誰もが痛感し苦労しているところだと思います。 また、強い音から弱い音まで無限に広がる音量の変化も、強い音はまだしも、弱い音のコントロールは本当に難しい技術です。

ピアノは、指で鍵盤を下げますと、ポンと音が鳴り、段々と音が弱くなりながら、その後しばらくその響きが続きます。 これを「音が減衰する」と言うのですが、ピアノは、この減衰が長い楽器なのです。 これに、ホールの響きなど周りの環境が組み合わさると、もっと音の減衰する時間が長くなります。

ピアノで個々の音を弾いた際に、その音が強く出っ張らないようにしますと、常に響きが一定になり平らになりますので、 ゴツゴツとした印象にならず滑らかになります。
そうするためには、前に弾いた音の減衰を聴きながら、次の音で響きを繋いでいくように弾きます。 音は目に見えませんので難しいのですが、耳だけが頼りの作業になりますね。

ピアノを弾く時に、次に弾く音のことばかり考えてしまいがちですが、そうしますと音を出す事だけに意識が向いてしまいますので、 残念ながら滑らかな音にはならないのです。
ピアノの先生に習っている場合、「音をよく聴いて」と言われることが多いかと思いますが、それは、この前に弾いた音を示している事が多いのです。

しかし、この作業をいきなり全ての音に対して行おうとしても、非常に難しいので、まずは長く伸ばす音を弾く時に、その音の減衰をよく聴くところから始めてみましょう。 そして、その減衰を聴いたうえで、次の音の強さを加減して弾いてみると良いですね。

また、静かに弾く/弱く弾くポイントですが、ピアノの音の強さは、鍵盤を下げるスピードによって変わります。 強い音を出す時には、瞬時に鍵盤を下げて弾きますので、弱い音の時には、ゆっくりと鍵盤を下げればよいのです。

よく、弱い音を出す時に、鍵盤をほんの1・2ミリ下げるような弾き方をされる方がいますが、この弾き方ですと、上手に出来る時もあるかもしれませんが、弾くたびに弱い音にばらつきが出たり、 音が鳴らないこともあります。 また、弱い音を出そうと思うあまり、体に力が入ってしまうこともあります。

これも、先程と同様に、長く伸ばす音のところで、ゆっくりと鍵盤を最後まで下げる練習をなさるとよいかを思います。
ピアノを速く弾く難しさを感じることはあるかと思いますが、実は、ゆっくりと弾くことも精神的な忍耐力が必要で思いのほか難しいことを実感されるかと思います。

いずれにしましても、身につけるにはどうしても時間がかかってしまうものです。しかし、この技術が少しでも身に付きますと、演奏の魅力が今よりもアップすることは間違いないと思います。 それを楽しみに、頑張ってくださいね。

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