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「エリーゼのために」を始めから通しで弾くと必ずミスをします

  • 私にとって深刻な悩みに、ご助言いただきたくご相談いたします。
    私はシニアの自学自習者で、20代に通算2年間ほど先生について勉強し、再開して1年半になります。
    仕事をしていますが、夕食後毎日1時間練習しています。以前、初見練習の本を推薦していただき有難うございました。

    さて、昔、易しい部分だけやってそのままになっていた「エリーゼのために」を、今回は是非弾けるようにしようと練習を始めて2ヶ月半になります。
    初めの部分と第3テーマについてはそれなりに納得いくまでになりました。
    テンポは、このサイトで先生が弾いていらっしゃるのより、ちょっと遅めです。

    そして私の悩みは、一番難しいハイテンポのパッセージのことです。部分練習の時はまず大丈夫なのに、 そしてここから弾き始めると最後までほとんどミスなく弾けるのに、曲の始めから通しで弾くと、必ずここでミスをします。
    右手がもつれたり、左手和音を間違えたり。気がつくとかなり肩に力が入っています。
    また、この部分に近づくと、構えてしまっています。またミスするのではないかという、不安もよぎります。

    そしてその部分をやり直して先に進むと(やり直すとたいてい弾けます)、第1テーマの再現部を、出だしとは違う味わいを感じつつ弾き、 第3テーマは、その重苦しさを味わいつつ、かなり余裕を持って弾けるのです。
    そして最後は恋の楽しさも苦しさも過ぎた昔のこととして振り返る余裕を持った落ち着きなどを想像しながら、弾き終えるのです。

    名曲であり、とても好きな曲なのですが、なぜ、通しで弾けないのでしょう。
    この問題を解決する方法を、ご教授下さい。よろしくお願い申し上げます。

    なお、ここ数ヶ月の練習メニューは、「ハノン」15分、「エリーゼのために」20分、 コード学習を目的にした「ドナウ川の漣」20分、初見練習5分です。「ドナウ川の漣」は時間を掛ければ出来るように思われます。

お仕事をしつつ、毎日1時間練習しているという熱心さは素晴らしいですね。

ピアノを弾いていますと、ミスをするのはつきもので、年齢に関わらず全ての方が悩んでいる事だと思います。

「分かっているのに弾けない」
「どこを弾いているのか、わからなくなる」
「いつも、どこかで間違える」

この他にも、ピアノのレッスンに通われている方の場合は、ご自宅のピアノとレッスンで使用するピアノが違うために (弾き心地、いわゆるタッチや、音の聴こえ方、ご自宅のピアノがアップライトでレッスンのピアノがグランドピアノなので譜面台の高さが違って楽譜が見にくいなど)、 間違えるということもあります。

「部分練習の時はまず大丈夫なのに、曲の始めから通しで弾くと必ずミスをする」というご質問ですが、これはどちらかというと大人の方に多く見られる傾向です。
「この部分に近づくと、構えてしまっています。またミスするのではないかという、不安もよぎります。」という点もよくみられる事です。

始めに、このような事は大人の方によくあることで、ご自分だけが特別ではないと理解して下さい。 私も実際に、同じような状況の方を何人もレッスンしています。

そのような方々をレッスンで見ていますと、肩に力が入ったり、肩が上がっていたり、顔がこわばっていたり、口元に力が入っていたり、呼吸が止まっていたりします。 また、「間違えちゃいけない」ととても強く思いながら弾いているように見受けられます。

もちろん間違えやすいところでは、気をつけて弾くのですが、必要以上に思い過ぎてしまいますとプレッシャーになってしまい、かえって弾けなくなってしまいます。 そのプレッシャーが無くなれば、体も精神ももっと楽になるので弾けるようになるのではと思います。

そのような状況の方に、とっておきの練習方法をご紹介しています。 とっても簡単な練習なのですが「ガムを噛みながら練習する」というものです。

一見、ふざけているように思えるかもしれませんが、実際にこの方法で練習をして頂きますと、以前よりも力が抜けたり気分的にも楽に弾けるようになるので、 結果として上手に弾けるようになっています。

ポイントは、「口に入れるだけではなく、ガムをちゃんと噛むこと」です。 ガムを噛むことで呼吸も止まりませんし、力も抜けて気分もリラックスしてきます。 これは、よく野球選手がやっているのですが、ガムを噛みながらプレーをすることで、リラックス出来て普段の力が発揮できるという事と同じ効果を生むと思います。

なお、これは意外に難しく、始めのうちはガムを口に入れるだけで噛むことを忘れてしまうこともありますが、徐々に出来るようになってきます。

また、技術的な面からお話をしますと、間違えやすいところを部分練習しているそうですが、その時にも確認しておきたいポイントがあります。

部分練習の時に、いろいろな速さで練習をしてみる

案外、速さを変えると弾けない事があります。速さを変えても弾けるようになりますと、指のコントロールが出来ていると言えます。 指をコントロールして弾くことができているか、確認をしましょう。

間違えそうになったところや不安な個所が本当にないのか確認する

よく観察してみますと、「危なかったけれどギリギリ間違えなかった」「間違えそうだったけれど間違えなかった」という事もあります。 安心して全ての音を弾けるようになるまで、部分練習をしておくと効果的です。

どちらのポイントも、部分練習では完成度を高くして、成功確率を上げておくことが大切です。 ご自分で厳しくチェックをされると、とても効果の高い練習になるかと思います。

とても変わった練習方法のお話をしましたが、割と効果が高いので是非試してみてください。

[ ご返信を頂きましたので掲載いたします ]

非常に丁寧なご回答を有難うございました。

実は、私は、「エリーゼのために」は私の現在の実力以上の曲だから、後日、あらためて取り組もう、と思っているのです。 曲の一番難しい箇所に実力が見合ったときに、その曲を弾くべきかと思ったからです。 それはそれで有意義かと自分では思っているのですが、その場合も、今回の先生のご回答は最大の指導となりそうです。

「ガムを噛むこと」は思ってもいませんでした。 そういえば私はこの箇所に来ると、息を殺していたかも知れません。 また、部分練習の、特に2の方は思い当たります。指がしかるべく動いて弾けていたのではなく、なんとなく勢いで出来ていただけかもしれません。 自学自習ですと、指摘される機会がないため、この点は重々気をつけなければと思っています。

退職したら恒常的に先生につきたいと思っています。

CONVIVACE先生は、単発のレッスンは受け入れて下さるのでしょうか。もしそうであれば、次回、日本に帰ったとき、レッスンを受けたいと思います。

毎回、丁寧なお返事を有難うございます。


con Vivace より:
もしご要望があれば単発でのレッスンも検討いたしますので、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせのページを、ご覧ください。
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